【2024年版】Instagramの分析で必ずチェックすべき5つの指標
自社のインスタを分析したいけれど、どの指標を確認すればいいのかわからない……。
こんなお悩みを抱えている運用担当者の方は少なくないのではないでしょうか?
中にはフォロワー数の増減だけを頼りに運用している方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこでこの記事では、
- 「Instagramの分析でチェックすべき5つの指標」とその注意点
- 「チェックしなくても良い指標」
の2つをはっきりさせ、アカウント運用の道しるべとなる情報を写真つきで解説していきます。
まずは最初に紹介する5つの指標をチェックして分析するだけでも、アカウントの運用ががらりと変わることでしょう。記事をかいつまんで読むだけでも役立つ内容になっていますので、ぜひ、ご自身のインスタ分析に活用してみてください。
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インサイトで必ず確認すべき5つの指標
インスタではさまざまな指標を見ることができますが、全ての指標を分析するには膨大な時間がかかります。
本当に分析をしなければいけない指標は、実はたったの5つです。まずは以下の5つの指標を確認してみましょう。
- フォロワー数
- リーチしたアカウント
- プロフィールへのアクセス数
- 外部リンクタップ数
- ストーリー閲覧率
これらについて、どのように分析をしていけば良いのか解説していきます。インスタ初心者の方には少し難しい内容も含まれるかもしれませんが、わかる範囲で分析を繰り返していくことで、次第に身についていきますので大丈夫です。
どうしても分析が難しければ、弊社にご相談ください。
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それでは、それぞれの指標についてひとつずつ見ていきましょう。
1.フォロワー数
フォロワー数とはアカウントをフォローしている人数を表す指標で、目に見えやすい指標のひとつです。
フォロワー数が増えるとより多くの人にアピールができるということですから、フォロワー数の増加を目標に設定している方も多いと思います。ですが、単にフォロワー数の増加だけを目標にするのは危険です。
それはなぜなのでしょうか?
ターゲット(ペルソナ)にあてはまっていますか?
突然ですが、増加したフォロワーは、設定したターゲット(ペルソナ)にあてはまっていますか?
フォロワーが増加して影響力や発信力が強くなっても、ターゲット(ペルソナ)に届かなければ意味がありません。
つまりどういうことなのでしょうか?
たとえば、20代~30代女性向けのアパレル販売アカウントを想像してみてください。ターゲット(ペルソナ)はもちろん、20代~30代の女性です。
そこで商品の着用モデルに人気の女性タレントを起用して認知・イメージの向上を図りました。
しかし、増加したフォロワーを見てみると、その多くは男性アカウントだったのです。どうしてかというと、起用された女性タレントのファンがフォローをしたためです。
結果として、外部リンクタップ数や商品売上にはつながりませんでした。
なるほど、ただフォロワー数が増えるだけだと駄目なんだね。
このような失敗例からわかるように、フォロワー数の増加だけを目標設定/指標として見るのではなく、ターゲット(ペルソナ)に届いているかを必ず確認するように注意しましょう。
増減した原因をみつける
インスタ運用担当者がよく陥りがちなのが、単にフォロワーを増やすことだけを目標にしてしまい、「数字」だけに囚われてしまうことです。
必ず、どのような施策がきっかけでフォロワー数が増加/減少したのかを把握して、その原因について深掘りしてください。
「数字の意味」を分析することで、これからの施策を考える際のヒントとなります。そしてこの「数字の意味」は、あなたのインスタ運用の資産となっていきます。
2.リーチしたアカウント数
『リーチしたアカウント数』とは「何人のユーザーが投稿を見たか」を確認できる指標です。つまり「投稿がどれだけの人々に届いたのか」を確認することができます。
『リーチしたアカウント数』を分析する理由は、以下の2つを知ることができるからです。
どれだけのアカウント数(人数)が
- 投稿に興味を持ってくれているのか
- 運用しているアカウントを認知してくれているのか
がわかる。
また、リーチしたアカウント数が多いということは、「いいね!」「フォロー」「コメント」「保存」「シェア」などのエンゲージメント(親密度)を伸ばせる可能性も高いということになります。
『インプレッション』 との違い
『リーチしたアカウント数』に似た指標で『インプレッション』というものがあります。
こちらは「ユーザーが投稿を見た回数」を確認できる指標です。混同されやすいので注意してください。
『リーチしたアカウント数=投稿を見たアカウント数(人数)』
『インプレッション=ユーザーが投稿を見た回数』
【例】1人のユーザーが投稿を10回見た場合
→リーチしたアカウント数は「1」
→インプレッションは「10」
なお、個人アカウントでは指標を確認する機能を使用できないので、まずは「ビジネスアカウント」もしくは「クリエイターアカウント」に切り替えましょう。それでもインサイトが0のままだったり、使用できなかったりする場合は以下の原因が考えられます。
- フォロワー数が100人以下
- 投稿後、一定時間が経過していない
- 「不適切な投稿」と認識されている
- アプリケーション、もしくはスマートフォンの不具合
3.プロフィールへのアクセス数
『プロフィールへのアクセス数』はプロフィールにアクセスしたユーザー数を表す指標です。
「リーチ」「インプレッション」「いいね!」等が多いのに、『プロフィールへのアクセス数』が少なかった経験はありませんか?
『プロフィールへのアクセス数』が少ないということは、ユーザーが「あなたの他の投稿に興味を持っていない」ということです。つまり、「新規フォロー」や「外部リンクのタップ」につながらないということになります。
このような場合は、すぐに投稿内容を見直して、施策を練る必要があります。
逆にいえば「リーチ」「インプレッション」「いいね!」等が少なくても、『プロフィールへのアクセス数』が多ければ設定したターゲット(ペルソナ)のニーズに沿った投稿ということになります。
4.外部リンクタップ数
『外部リンクタップ数』は、プロフィールやストーリーズなどに設置した外部リンクがどれだけタップされたかを表す指標です。
『外部リンクタップ数』は「インスタ運用の目的達成を最も確認できる指標」といっても過言ではありません。
あなたのインスタ運用の目的設定は何だったでしょうか?
目的設定が「売上の増加」「人材採用」「LINEリスト取得」等であれば、『外部リンクタップ数』は特に注意深く確認してください。
『外部リンクタップ数』ではプロフィールのURLリンク、ストーリーズでは設定したURLリンクをユーザーがタップした数を確認することができます。つまり、インスタから自社サイトやECサイト等にユーザーを誘導できたという証です。
『外部リンクタップ数』が少ない場合、様々な要因が考えられますが、まずはプロフィールの自己紹介文で外部リンクに誘導できているのかを見直してみましょう。
5.ストーリーズの閲覧率
『ストーリーズの閲覧率』とは、フォロワーのうち何割がストーリーズを閲覧したかを表す指標です。
基本的には、ストーリーズの閲覧者はフォロワーです。
インスタ運用ではフォロワーの数だけではなく、フォローされた後がカギを握ります。
- フォロワーのタイムラインに優先的に表示されていない
- フォローしているけれど興味を持っていない
ということがわかります。
左から順に優先して表示されるストーリーズのタイムラインには、一度に表示される数に限りがあります。フォロワーのタイムラインに優先的に表示されるには、エンゲージメント(親密度)が高くなければいけません。
そのエンゲージメント(親密度)を確認することができるものが、『ストーリーズの閲覧率』だと考えてください。
『ストーリーズの閲覧率』が高ければ、エンゲージメント(親密度)も高いということです。
- 新規投稿がフォロワーのホームに表示されやすくなる
- 発見欄に表示されやすくなる
- ハッシュタグ検索からの流入が増える
フォロワーとのエンゲージメントが高いと、上記のようなメリットがあり、アカウントが成長しやすくなります。
フォロワーとの親密度を高めるためのストーリーズの施策についてはこちらの記事でもコツを紹介していますので、参考にしてみてください。
『ストーリーズの閲覧率』の計算方法
ここからは『ストーリーズの閲覧率』の計算方法をご紹介します。
投稿ごとに計算する必要はなく、毎月決まった日に計算と記録をして、分析をしていくのがおすすめです。
ストーリーズの理想の閲覧率は20%前後です。
【計算式】
(平均視聴数÷フォロワー数×100)=ストーリーズの閲覧率(%)
上記の計算式を使って、実際にストーリーズの閲覧率を出してみましょう。
先月はストーリーズを6回投稿しました。それぞれの視聴数は、171回、133回、129回、118回、115回、111回でした。
フォロワー数は745人です。
171+133+129+118+115+111=777
総視聴数 777÷投稿数 6=平均視聴数 129.5
平均視聴数 129.5÷フォロワー数 745×100=17.4%(四捨五入)
『ストーリーズの閲覧率』は17.4%ということがわかります。
【無視してOK!】重要度が下がっている2つの指標
インスタの仕組みは常に変化していくものです。これまでは常識だったのに、今では重要度が下がった指標もあります。
- 「いいね!」の数
- ハッシュタグからの流入数
えっ、「いいね!」の数を気にして運用してた……。
なぜこれらの指標を無視しても大丈夫になったのか、簡単に解説していきます。
「いいね!」の数
これまでは重要視されていた「いいね!」の数ですが、現在は無視して大丈夫です。
「いいね!」が多いと人気の投稿だって思ってもらえるし……。
「いいね!」をもらえるとモチベーションも上がるんだけどなぁ。
たしかに、「いいね!」がもらえると嬉しいので指標にしたくなる気持ちもわかります。
しかし、現在では「いいね!」の数よりも、ご紹介した5つの指標の方が重要になっているのです。
- フォロワー数
- リーチしたアカウント
- プロフィールへのアクセス数
- 外部リンクタップ数
- ストーリー閲覧率
ユーザー(フォロワー)に起こしてほしいアクションは、購入・求人応募・来店予約などではないでしょうか?
これらの行為をするとき、ユーザーが起こす行動は「いいね!」ではなく保存・フォロー・外部リンクのタップなどのアクションです。
つまり、アカウントの目的を達成するには、「いいね!」の数は関係なくなってきてしまっているのです。
「いいね!」」の数が多いからと言って、お店に来てもらえるわけじゃないってことだね。
「いいね!周り」や 「いいね!を促す行動」を行っているアカウントがありますが、今ではあまり意味がありません。むしろ、エンゲージメント(親密度)が低いフォロワーが増え、アカウントに悪影響を引き起こす可能性すらあるので、「いいね!」の数は無視しましょう。
ハッシュタグからの流入数
これまで、ハッシュタグからの流入で「リーチ」「フォロワー」等を増やすことがインスタ運用のセオリーとなっていました。しかし、2023年頃からInstagram側の取り組みが変わり、ハッシュタグからの流入数は大幅に減少しています。
現に、弊社が2023年7月から新しいアカウント開設/運用させていただいている北原様のアカウントでは、ハッシュタグをつけていないのにも関わらず「ジャンル認知」されています。
それどころか、発見欄にも載るようになり、1日平均300人ペースでフォロワーが伸びています。
つまり、ハッシュタグよりも5つの指標を分析して施策を行っていく方が、効果的にアカウントを伸ばせるということです。
分析ツールは導入するべきか?
インスタの分析ツールを導入して、効率的に運用したいと考えている方は少なくありません。
分析ツールには「メリット」と「デメリット」がありますが、弊社では分析ツールは不要だと考えています。
分析ツールを導入しなくとも、Instagramのインサイト機能を理解することで、目的・目標を達成するための施策を立てることは充分にできます。
さらに、より深く指標の意味を知り、適切な施策を考案できるようになれば、アカウントの成長はもっとスピードアップします。
- 効率的に指標の確認ができる
- 視覚的にわかりやすい
- 月次/年間の数値が管理しやすい
- サポート体制があれば質問ができる
- 費用が掛かる
- 運用するアカウントに合わせた提案をしてくれない
- エンゲージメント(親密度)が低いフォロワーが増える危険性がある
- 自分で分析できなければ効果的な施策実行ができない
メリットとデメリットを比較しながら、分析ツールを導入すべきか考えてみてください。
まとめ
以上、「Instagramの分析で必ずチェックすべき5つの指標」の解説でした。
- フォロワー数
- リーチしたアカウント
- プロフィールへのアクセス数
- 外部リンクタップ数
- ストーリー閲覧率
5つの指標を分析することで、インスタ運用の改善点を見つけることができます。
費用をかけて分析ツールを導入するよりも、インサイト機能を理解する方がより効果的で、しかも効率の良いインスタ運用ができるでしょう。
さらに詳しく分析して施策実行をする場合、プロの運用代行に任せることもオススメです。
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