【2025年最新】Instagram（インスタグラム）はどう変わる？CEOが語る最新アップデート情報

Instagramは2025年も進化を続けており、リールやAI翻訳機能、検索機能の強化など、次々と新しいアップデートが実施されています。

アカウント運用者にとって、プラットフォームの方向性を正しく理解することは、成果を出すための重要なポイントとなります。

しかし、情報が多すぎて「結局何が変わったのか分からない」「どう運用すればいいのか迷っている」という方も多いのではないでしょうか。

実はInstagramのCEOであるアダム・モセリ氏は、毎週金曜日に公式ストーリーズで質問コーナーを実施しており、以下に関する情報を直接発信しています。

今回は、2025年10月11日に公開されたモセリ氏の公式発言をもとに、Instagramの今後の方向性と最新アップデート情報を詳しく解説します。

Instagramの今後の方針とは

2025年、Instagramはプラットフォームとしての進化を加速させています。

モセリ氏が明言しているように、オリジナリティとユーザー体験を最優先する方向へと舵を切りました。

リールとダイレクトメッセージへの注力が進む一方で、従来の写真投稿も重要な役割を担い続けています。

さらに、検索機能の大幅な強化により、SEO企業としての側面を持つプラットフォームへと変貌を遂げようとしています。

それぞれの機能がどのように進化しているか、運用するうえでどう対応すべきかも含めて詳しく見ていきましょう。

写真とリールの共存

Instagramは友人との写真共有の場から、リールとDMを軸とした新しいコミュニケーションプラットフォームへと変化しています。

リールはフォロワー外へのリーチを広げる中心的な機能として位置づけられており、TikTokと同様にアカウント規模に関わらずバズを狙える仕組みが整備されました。

視聴完了率やシェア数といったエンゲージメント指標が重視され、拡散力の高いコンテンツが優先的に表示されます。

一方で、写真投稿は今後もInstagramの重要な要素として残ることが明言されています。

リールの成長が続く中でも、写真中心の投稿を好むユーザー層を引き続きサポートしていく方針が示されているため、Instagramが多様な表現スタイルの共存を重視しているとわかるでしょう。

さらに、写真投稿者向けには新たなクリエイティブツールや視聴者発見機能が順次導入される予定で、静止画でもより高い表現力と発見性を実現できる環境が整いつつあります。

リールによる拡散とフィードによる信頼構築という役割分担を明確に意識した運用が、2025年以降の戦略において極めて重要になります。

フィード機能の進化

2025年現在、Instagramはフィード投稿の価値を見直す戦略を打ち出しています。

フィードはフォロワーとの関係性を深化させる重要な接点であり、アルゴリズムではエンゲージメント（いいね・保存・シェアなど）と投稿品質が従来以上に重視されるようになりました。

Instagramは「フィードはなくならない」と明言しており、今後もコミュニティ形成や信頼構築の基盤として維持されます。

また、インドでは新たな実験が進行中で、ストーリーズからリールフィード（写真投稿も含む）へとスムーズに遷移できる導線がテストされています。

新しいバージョンでは一度に1つのコンテンツが全画面で表示される形式となっており、リール専用画面のような没入型の体験を実現しているのです。

こうした実験は、ユーザーの行動変化や関心の移り変わりに対応し、フィードそのものを時代に合わせて進化させる取り組みでもあります。

静止画・動画・カルーセルといった形式を問わず、より自然に発見・閲覧される環境が整いつつあるのです。

さらに注目すべきは、検索機能の改善です。

Instagramが「SEO企業に変わろうとしている」と明言されており、内部検索からの流入が大きなチャンスとなっています。

キャプションには投稿内容を正確に表すキーワードを盛り込み、ユーザーが検索するであろう言葉を意識した文章作成が必須です。

画像のAltテキスト設定も、検索最適化に有効な手段となります。

ハッシュタグについては、関連性を重視し3〜5個程度に絞り込む手法が推奨されています。

複数枚の画像をスワイプさせるカルーセル投稿は、閲覧時間の延長と保存数の増加に効果的です。

滞在時間と保存数を増やす設計が、アルゴリズムから高評価を得るうえで重要視されます。

アカウント成長のための3ステップ

2025年におけるInstagram運用で成果を出すためには、アルゴリズムを理解した戦略的な運用設計が不可欠です。

モセリ氏が推奨するステップは、以下3つの流れで構成されています。

ただリーチを追いかけるだけではなく、成果に直結する明確な目標を意識しながら試行錯誤を繰り返す姿勢が求められます。

それぞれのステップについて、具体的な実践方法を解説していきます。

①目標設定の明確化

Instagram運用を始める際、最初に取り組むべきは目的の言語化とKGI・KPIの明確な設定です。

「多くの人に見てもらいたい」という漠然とした目標ではなく、以下のような具体的な目的を定める必要があります。

フォロワー数だけをKPIにするのではなく、目的に応じてUGC（ユーザー生成コンテンツ）の数やブランド名の指名検索数もKPIに含めてモニタリングする手法が推奨されています。

たとえば商品販売が目的であれば、フォロワー数よりもプロフィールからのリンククリック数や購入転換率を重視すべきでしょう。

ブランド認知が目的なら、リーチ数やインプレッション数、メンション数が重要な指標となります。

目標が明確になれば、どのようなコンテンツを作るべきか、どの機能を活用すべきかが自ずと見えてくるでしょう。

運用の軸となる目標設定を疎かにせず、ビジネス全体の戦略と連動させてください。

②コンテンツ戦略の設計

2025年のアルゴリズムで重要視される指標は、以下の3つです。

まず、オリジナルコンテンツの徹底が求められます。

Instagramは、独自に制作されたオリジナルコンテンツの評価を最優先する方針を明確にしています。

単純なリポストや転載、他プラットフォームの透かしが残っている動画、低品質な投稿は露出が制限されるでしょう。

モセリ氏は「友人や大切な人に送りたくなるようなコンテンツを作ることを意識すべき」と強調しています。

シェアはプラットフォーム内で広く拡散される行動であり、投稿の評価を大きく左右します。

保存は「後で見返したい」という強い関心の表れであり、高評価のシグナルです。

投稿頻度については、フィード投稿は週2〜3回、リールは週2回以上、ストーリーズは毎日が目安とされています。

定期的な発信は、フォロワーとの関係性を維持するうえで重要な要素となります。

③継続的な実験

アルゴリズムに基づく運用で成果を出すには、検証と改善のサイクルを回し続ける必要があります。

成果を最大化するためには、保存率（2〜3%）とホーム率（40〜50%）といった重要指標を意識した分析が欠かせません。

投稿の質は保存率で測ることができ、保存率が高いほどレコメンドされやすくなります。

2024年12月から提供されているトライアルリール動画機能を活用すれば、フォロワー以外のユーザーに限定公開してコンテンツの反応を事前に把握できます。

視聴回数やシェア数などのデータを確認し、パフォーマンスが高いものだけをフォロワーと共有する戦略が有効です。

また、親密度の強化も重要です。

上記の親密度シグナルが、表示順位を大きく左右します。

質問機能や投票機能を活用して双方向コミュニケーションを誘発することで、アルゴリズムからの評価を高められるでしょう。

Instagram最新アップデート情報

Instagramは、2025年も新機能の追加とアップデートを継続的に実施しています。

AI翻訳機能の対応言語拡大により、言語の壁を越えたコンテンツ配信が可能になりました。

検索機能についても大幅な改善が行われ、ユーザーが自分でアルゴリズムを調整できる新機能のテストが開始されています。

さらに創造性を称える新たな賞「Rings」が新設され、クリエイターへの表彰制度が充実しました。

ここでは、Instagramにおける上記アップデートの詳細を確認していきましょう。

AI翻訳機能の拡大

2025年10月14日、ショート動画プラットフォーム「リール」において、Meta AIによる翻訳機能の対応言語を拡大したと発表されました。

Meta AI翻訳は、以下の4言語に対応しています。

いずれかの言語でリールを作成すれば、残りの言語、あるいはすべてに自動で翻訳される仕組みです。

注目すべき点は、クリエイターの声の響きやトーンを模倣し、さらにリップシンク機能も有効にできることです。

翻訳されたコンテンツであっても自然な視聴体験を提供できるため、視聴者は違和感なく楽しめます。

Instagramでは、Meta AIが利用可能な国のすべての公開アカウントが無料で機能を利用できます。

言語の壁を越えてストーリーを伝えられるようになり、自分と同じ言語を話さない人でも興味を持ってくれる視聴者を見つけられるようになりました。

ランキングシステムの改善により、今後さらに効果的になる予定です。

検索機能の進化

Instagramは検索機能の強化に注力しており「検索」からの流入が大きなチャンスとなっています。

2025年10月30日、Instagramはユーザーが自分の興味関心に合わせてアルゴリズムを自分で調整できる新機能のテストを開始しました。

アプリ内に「Your algorithm（あなたのアルゴリズム）」というページが追加され、ユーザーは推定された関心テーマの中からトピックを手動で選択し、おすすめ表示をカスタマイズできます。

機能はまずリールでテストされ、今後発見タブなど他の機能にも拡大される予定です。

MetaはユーザーがInstagram体験をより主体的にコントロールできるようにすることを目指しています。

さらに、AIの大規模言語モデルを活用した技術により、写真や動画に何が含まれているかを理解する能力が大幅に向上しました。

動画内で「誰が」「何をしていて」「何が起きているか」を、単に会話内容だけでなく理解できるようになっています。

従来はキャプション中心だった検索が、今後は映像内容も検索可能になり、より具体的な検索が実現するでしょう。

「Lately」機能の廃止

Lately機能は、過去7日間に投稿したストーリーズを自動的にハイライトにする機能として開発されていました。

Instagramは常にさまざまな機能をテストしていますが、採用されるものもあれば、されないものもあります。

Lately機能は利用率が低かったため、Instagramをより複雑にしてまで追加する価値がないと判断されました。

ただし、同じニーズを別の方法で満たすアイデアは今後出てくる可能性があるともいわれています。

なお、ストーリーズのハイライト管理については、手動での設定が引き続き可能です。

ユーザーは自分で重要なストーリーズを選択し、プロフィールに固定表示させることができます。

自動化機能の実装は見送られましたが、ストーリーズを活用したブランディングや情報発信の重要性は変わりません。

「Ringsアワード」の拡大

Instagramは2025年10月6日、創造性をたたえる新たな賞「Rings（リングス）」を新設したと発表しました。

創造的な挑戦を恐れず、独自のやり方を貫く人々を称賛することを目的としています。

審査は映画監督のスパイク・リー氏、ファッションデザイナーのマーク・ジェイコブス氏、そしてInstagramのCEOであるアダム・モセリ氏を含む13人の著名クリエイターによって行われます。

世界中のクリエイターが対象となっており、Instagram上での創造性だけでなく、Instagramを使っているクリエイターで主にプラットフォーム外で芸術活動をしている人も評価されます。

受賞者にはウェールズ・ボナー氏がデザインした指輪が贈呈されるほか、アプリ内での特別な表示が提供されます。

具体的には、Instagramのプロフィール画像の周りにゴールドのリングが表示されるようになります。

Instagram CEO モセリ氏による、よくある質問への回答

モセリ氏は、毎週金曜日に質問コーナーを約7年間継続して実施しています。

2025年10月11日のストーリーズでは、ユーザーから寄せられた質問に対して具体的な回答を提供しました。

今回は、以下の質問に関するモセリ氏の回答をみていきましょう。

モセリ氏自身の運用経験に基づいた実践的なアドバイスは、Instagram運用において非常に参考になるでしょう。

予約投稿が及ぼすリーチへの影響

予約投稿機能を使用すると、リーチが減少するのではないかと懸念する運用者は少なくありません。

モセリ氏は明確に「いいえ、予約投稿してもリーチは減りません」と回答しています。

さらに「私もいつもやっています」と述べており、Instagram責任者自身が予約投稿機能を日常的に活用していることを明らかにしました。

予約投稿は、計画的なコンテンツ配信を可能にする便利な機能です。

投稿時間を最適化し、フォロワーがアクティブな時間帯に合わせて配信できるため、エンゲージメントの向上にもつながります。

リーチへの悪影響を心配する必要はなく、むしろ戦略的な運用を実現するツールとして積極的に活用すべきです。

投稿の品質やコンテンツ内容がリーチを左右する主要な要因であり、投稿方法によって評価が変わることはありません。

リールとストーリーズの関係

リールをストーリーズにシェアするとタイムラインでの表示が減少するのではないかという疑問に対して、モセリ氏は否定的な見解を示しています。

「リールをストーリーズでシェアしても、タイムラインでのリーチが減ることもありません」と明言していました。

むしろタイムラインで見なかった人がストーリーズでリールを見ることで全体のリーチは少し増えるとも説明しています。

一般的に、ほとんどのアカウントはストーリーズよりもタイムラインへの投稿でより多くの人にリーチしています。

タイムラインからストーリーズへ再投稿することは、平均して全体のリーチをわずかに増やすうえで効果的です。

リールで新規ユーザーにリーチし、ストーリーズで既存フォロワーとの関係性を深めるという使い分けが有効です。

両方の機能を組み合わせることで、より広範囲なユーザーへのアプローチが実現できるでしょう。

アカウント問題の確認方法

アカウントに何らかの問題が発生している場合「シャドウバン」を疑う運用者は多いでしょう。

モセリ氏は、アカウントの状態を確認する具体的な方法を提示しています。

以下の流れでコンテンツが削除されたかどうか、また削除された場合は異議申し立てができるかどうかを確認できます。

さらに、コンテンツが「おすすめ」に表示されなくなったかどうか（フォローしていないアカウントにコンテンツが表示されなくなっているか）も確認可能です。

表示されなくなっている場合は理由も表示されるため、対処法を実施しやすいでしょう。

ポリシー違反ではないけれど違反に近いものを投稿した場合は、削除が必要なケースもあります。

モセリ氏は「ぜひ『アカウントステータス』を確認し、問題があればそこから対応することをおすすめします」と述べており、透明性のある問題解決プロセスが用意されていることを強調しています。

Instagramの公式発表を正しく理解して運用に役立てよう

今回紹介したように、Instagramは2025年も進化を続けており、モセリ氏の公式発言から今後の方向性が明確に示されています。

リールとフィードの役割分担を理解し、オリジナルコンテンツの制作に注力することが重要です。

また、AI翻訳機能の拡大や検索機能の進化により、言語や地域の壁を越えたリーチ拡大が可能になりました。

アカウント成長のための3ステップを実践し、目標設定・コンテンツ戦略・継続的な実験のサイクルを回すことで、持続的な成果が得られるでしょう。

予約投稿やリールのストーリーズシェアについても、リーチへの悪影響を心配する必要はありません。

ぜひ今回ご紹介した公式情報を参考にして、戦略的なアカウント運用を進めてみてください。

Instagramの最新機能とアルゴリズムを理解して、フォロワーとの関係性構築やブランド成長をぜひ実現してください。

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250社以上のInstagramアカウントを運用代行する、Instagram運用のプロフェッショナル集団。代表：時代と寝る女 あいめこ