Instagramの投げ銭機能「バッジ」の使い方!BtoC企業向け活用方法
Instagramの投げ銭機能「バッジ」とは、ユーザーから金銭的なサポートをしてもらえる機能のことです。
これまでインスタの収益化にはインスタ経由で商品やサービスを販売しなければなりませんでしたが、直接インスタ内で収益化できるようになりました。
- インスタの投げ銭機能「バッジとは」
- バッジ機能の使い方
- バッジの利用条件
なお、バッジ機能を使うのに欠かせないインスタライブの使い方については、記事後半の「インスタライブの始め方」で解説しています。
先にインスタライブのやり方を知りたいという方は、こちらのリンクから記事の後半へ飛んでみてください。
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インスタの投げ銭機能「バッジ」とは?
インスタの投げ銭とはインスタライブの最中に、視聴者から金銭的なサポートを受ける機能のことです。
この機能を「バッジ」といい、視聴者はバッジを購入してライブ配信者に贈ることができます。
ここからは、下記の内容を解説します。
- バッジの還元率
- バッジの使い方
- バッジの利用条件
注意しておかなければならないのは、インスタで言う「バッジ」という単語には「認証バッジ」(アカウントが本物であると証明するもの)と投げ銭機能の「バッジ」が混在している点です。
この記事では、投げ銭機能の「バッジ」の方を解説します。
バッジの還元率
バッジには3種類があり、それぞれ金額が異なります。
- 120円
- 250円
- 610円
配信者へのバッジの還元率については正式に発表されておらず、どの程度還元されているのかは2023年現在では不明です。
自力で確認する方法としては、自身でインスタライブを行い、バッジをもらって検証する方法があります。
バッジの使い方
ここからは、バッジの使い方について下記の内容を説明します。
- 利用資格を確認する
- 振込先を設定する
- バッジを有効にする
- ライブ配信を開始する
詳しくみていきましょう。
利用資格を確認する
インスタのバッジは、利用資格を満たしていないアカウントでは使用できません。
まずは、自身のアカウントでバッジを利用できるか確認しましょう。
バッジの利用資格があるかどうかの確認方法は「バッジの利用条件」の項目で後述しています。
注意点として日本でバッジを利用できるのは、利用資格を満たした上で、インスタから招待を受けている場合のみです。
振込先を設定する
利用資格を満たしていることが分かったら、所有者情報と振込先を設定します。
銀行口座を入力するか、 PayPalアカウントをリンクして設定しましょう。
銀行口座を登録する場合は、下記を入力します。
- 氏名:英語で表記
- 銀行コード:各金融機関で確認
- 口座番号:支店コード+口座番号
この登録を間違えると本社へ返金されてしまうので、注意しましょう。
入力に不安のある方は、PayPalアカウントをリンクさせる方が安心です。
また、インスタで定められている収益最低額を超えないと、支払いはされません。
振込先はアカウントのトップにある、プロフェッショナルダッシュボードから設定できます。
なお、所有者情報の登録には「氏名」「生年月日」「住所」「納税者識別番号(マイナンバー)」を登録する必要がありますので、前もって準備しておきましょう。
バッジを有効にする
利用条件を満たしたアカウントでは、プロフィールに「プロフェッショナルダッシュボード」が表示されます。そこから「バッジを設定」に進みましょう。
引用:Instagram
このバッジをタップして有効にすると、視聴者が贈ったバッジで収益化ができるようになります。
バッジが有効になっているかどうかは、ライブ画面からも確認できます。
バッジの利用条件
バッジの使用方法を説明してきましたが、バッジを利用するには次のような条件を満たす必要があります。
- パートナー収益化ポリシーとコンテンツ収益化ポリシーに準拠していること
- 18歳以上であること
- フォロワーが1万人以上いること
バッジの利用条件を満たしているかどうかは、インスタのプロフェッショナルダッシュボードから確認ができます。
しかし前述しましたが、現在のところ日本でバッジを利用するには、上記の条件を満たした上で、インスタから招待される必要があります。
現在、個人アカウントでインスタを利用している方は、プロアカウントへの変更も必須です。
プロアカウントへの変更方法は、下記の手順を参考にしてみてください。
- プロフィール画面の「三」のアイコンをタップ
- 「設定とプライバシー」ボタンをタップ
- 「アカウントの種類とツール」をタップ
- 「プロアカウントに切り替える」をタップ
- カテゴリを選択するなどの表示に従って入力完了
インスタライブの始め方
ここからは、いよいよインスタライブの始め方について説明します。
インスタライブはただリアルタイムで動画を配信すれば良いというものではありません。きちんと計画を立てた上で配信することで、視聴者の満足度は桁違いに変わります。
- 配信目的の設定
- 配信の企画
- 配信の事前告知
- 配信開始
詳しく見ていきましょう。
【始め方1】配信目的の設定
インスタライブを始める前に、まずは配信目的を決めましょう。
配信目的の例として、次のようなものが考えられます。
- 自社の新サービスを発表する
- フォロワーと深い交流をすることでエンゲージメントを高める
- 自社の魅力を伝えることで、LTV(自社が顧客からどれだけ利益を得られるか)を高める
ただライブ配信をするだけではなく事前の計画で目的を明確にすることが大切です。また、ライブ終了後には効果があったのかも検証しましょう。
例えば、自社のサービスや製品をライブで紹介した後に、自社のECサイト閲覧数や販売数が上がったかなどを確認するのがおすすめです。
こうしてPDCAサイクルを回していくことで、ライブの質が上がり、フォロワーが増えるなど数値的な改善が見られ、最終的には自社の利益を上げることができます。
【始め方2】配信の企画
配信目的が決まったら、目的に応じた配信企画を立てましょう。
配信企画の例として考えるべき内容には、次のようなものがあります。
- 出演するメンバー
- 何人出演するのか
- 配信日時(ターゲット層が視聴しやすい日時を考える)
- 進行方法(シナリオ作成など)
まずは、配信目的に合わせて出演メンバーを決定します。
従業員が出演するのか、インフルエンサーなどを起用するのかもあわせて決めておくと良いでしょう。
自社のサービスや商品をより多くの人に知ってもらいたい場合は、拡散力が見込めるインフルエンサーに出演してもらうのがおすすめです。
次に重要なのが、インスタライブを行う曜日と時間帯です。
インスタライブの目的にもよりますが、自社の製品やサービスを知ってほしい場合は、ターゲット層が視聴しやすい曜日と時間帯に設定します。
どの時間帯にするか決めにくい場合は、ストーリーズなどの閲覧数が多い時間帯を参考にしてみると良いでしょう。
メンバーや日時が決まったら、どのような流れで配信を進めるのかを決定し、出演者に共有します。
その際に簡単なものでも良いので台本があると、よりスムーズな進行ができるようになるでしょう。
【始め方3】配信の事前告知
ライブ配信前の準備が終わったら、フィード投稿やストーリーズ投稿でインスタライブの事前告知をしましょう。
ストーリーズ投稿をする場合は、カウントダウン機能があるので「インスタライブまで、あと◯◯時間」などと表示し、多くのユーザーに視聴してもらえるような工夫をするのがおすすめです。
【始め方4】配信開始
いよいよ本番のライブ配信です。インスタライブのやり方を確認しましょう。
- トップ画面右上の「+」マークか、画面下の「+」マークをタップ
- ライブを選択する
- 画面下、中央のマークをタップ
- 「ライブ配信中です」と表示される
1.赤枠のマークをタップ
2.ライブを選択
3.画面下、中央のマークをタップ
インスタライブを始めるとフォロワー全員に通知され、ライブ視聴だけでなくバッジを贈ったりコメントを残したりしてもらえるようになります。
バッジやコメントなど視聴者からアクションされた場合には、出来る限り拾って返事をすると好印象を与えられるでしょう。
基本的にはライブ配信中しか視聴できませんが、IGTVに配信を保存しておけばアーカイブとして残すこともできます。
- リアルタイムの視聴者数の確認
- もらったコメントを読むこと
- 最大連続配信時間は4時間
- 残したいライブ配信はIGTVに保存できる
BtoC向け「投げ銭(バッジ)」の活用方法
企業がインスタの投げ銭(バッジ)を活用するには、サービスなどを提供した際の対価として受け取る方法があります。
- オンラインサービスをユーザーに提供した場合の対価
- ユーザーの悩み相談に回答した場合の感謝
- コンサルを行った際の料金
- 占いなどのサービスを提供した際の報酬
たとえば、インスタライブの中で自社が提供するオンラインサービスをユーザーに提供します。
その際に、ユーザーからの支払い方法としてバッジを贈ってもらうことで、サービス料金を支払ってもらうのです。
このように、バッジ機能の活用方法はさまざまです。
BtoC企業は問い合わせや申し込みに繋げるほうが重要
ここまで、バッジ機能の活用方法についてお伝えしました。
ただし、企業がバッジ機能を利用する場合は、報酬を受け取ることに重点を置くのではなく、多くのユーザーにファンとなってもらうことを優先しましょう。
バッジ機能は、あくまでもユーザーとのコミュニケーションツールの一つとして捉え、ユーザーが製品やサービスを利用したくなるような配信をすることの方が重要です。
ユーザーがライブ配信を視聴し、サービスや製品、従業員などのファンになってもらえれば、問い合わせや申し込みといったコンバージョンにつながる可能性もあります。
そのためにも、ライブ配信はどのような目的で行うのか、バッジ機能はどのような理由で贈ってもらうのかを社内で認識を共有することが大切です。
まとめ
この記事では、インスタのバッジ機能(投げ銭)のやり方について説明しました。
バッジ機能を利用するには、利用条件を満たしていなければなりません。
企業がバッジ機能を利用する際には、インスタライブ内でユーザーのファン化を促すような工夫をしつつ、活用する必要があります。
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