Instagramのハッシュタグとは?プロが教える最適な使い方

Instagramのハッシュタグ、効果的に使えていますか?

言われてみれば、ハッシュタグをたくさん付けているのにあまり見てもらえていないかも……。
実は、ハッシュタグで検索をして投稿を見つけてもらうというやり方は過去のものになってきているのです。
では現在はどのようにハッシュタグが使われているのでしょうか?
それは、Instagramのアルゴリズムにそのアカウントがどういった投稿をしているアカウントなのかを伝える役割がメインとなっています。
Instagramにあなたのアカウントがどんなアカウントなのかを認識させることができると、投稿が興味のある人に届きやすくなるのです。
そこで今回は、ハッシュタグの新しい役割や基本的な使い方を詳しく解説します。
個人アカウントや企業アカウントでの具体的な使用例や、効果測定の方法まで詳しく載せていますので、
ぜひ参考にしてください。
また、Instagramを始めたばかりの方は、基本的な機能や楽しみ方についてまとめたこちらの記事もぜひ参考にご覧ください。

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Instagramのハッシュタグとは?基本の使い方を解説
まずは、Instagramにおけるハッシュタグの基本的な仕組みから解説します。
ハッシュタグは「あなたのアカウントの個性をInstagramに伝えるためのもの」で、投稿のキャプションに書かれた「#(半角シャープ)」記号の付いた言葉を指します。
<ハッシュタグ 文字入力のルール>
- シャープの後には、文字、英数字、アンダースコア(_)が使用可能
- スペースや特殊文字(!@$%など)は使用不可
- 複数の言葉を組み合わせる場合は、「#春の手作りごはん」のようにつなげて記載
- シャープは半角で、次のタグとの間にスペースを入れる
このハッシュタグには、あなたのアカウントの属性をInstagramに認知させるという重要な役割があります。

ハッシュタグって、検索のときに使うためのものではないの?
以前はそのような使い方が一般的でした。
ですが、最新のInstagramのアルゴリズムによって、ハッシュタグの役割は検索のためよりもアカウントの属性認知としての役割のほうが大きくなっているのです。
それでは、属性認知とは何でしょうか?ここから詳しく解説していきます。
Instagramへの属性認知について
今でも多くの人は「ハッシュタグは投稿を検索してもらうためのもの」と考えています。
しかし実は、ハッシュタグ検索から投稿が表示されるケースは、以前よりも限定的になってきていると言われています。
現在のInstagramハッシュタグの最も大きな役割は……。
あなたのアカウントの個性をInstagramに伝えること。
例えば、手作りお菓子の写真をよく投稿するアカウントの場合。
#手作りスイーツ
#おうちカフェ
#お菓子作り好き
これらのタグを継続的に使用すると、Instagramが「あっ、このアカウントはお菓子作りが得意な人なんだ!」と認識します。
その結果、
- お菓子作りに興味がある人のタイムラインに自然と表示されやすくなる
- 「おすすめ」にもお菓子好きな人向けに表示される
- 結果として、本当に興味を持ってくれる人とつながりやすくなる
このような効果が生まれます。
Instagramのハッシュタグは、
「検索されるのを待つ」ためのものではなく
「Instagramにアカウントの特徴を教える」ためのもの
これが、最新のInstagramでのハッシュタグの本当の役割なのです!
上記を理解したうえで一貫性のあるハッシュタグ使用を心がけると、あなたの投稿がより適切なユーザーに自然と届くようになっていきます。
ハッシュタグはコンテンツの整理にも使える
ほかにも、ハッシュタグは投稿の整理にも使うことができまる便利な機能があります。
例えば、料理の投稿に「#私の手作りごはん」というタグを付けることで、自分の料理の記録として活用できます。
また、「#2024春レシピ」のように季節などの時期を含めることで、季節ごとの振り返りもできるようになります。
Instagramのハッシュタグの付け方と基本ルール
Instagramでハッシュタグを効果的に活用するために、以下のルールを押さえておきましょう。
投稿タイプ別の推奨タグ数は、
- 通常の投稿:3~5個
- ストーリーズ:3~5個
- リール:5~8個
となっています。
Instagramでは1つの投稿に30個までハッシュタグを付けることができますが、必ずしも多ければよいというわけではありません。
ハッシュタグをたくさん付けすぎると投稿が見にくくなってしまうこともあります。
そのため、投稿内容に合った分かりやすいハッシュタグを選んで付けることが大切です。
また使用時の注意点としては、
- 投稿内容との関連性を重視
- 禁止タグの使用を避ける
- スパム的な使用を控える
などが挙げられます。
Instagramでは、適切でないと判断され使用が禁止されているハッシュタグがあります。
例えば、差別用語や「稼ぐ」「副業」などの言葉もInstagramのガイドラインに違反する恐れがあります。
これらを使ってしまうと、あなたの投稿がシャドウバンされる可能性があるため注意が必要です。
ハッシュタグを選ぶ際には基本ルールを守ることでInstagramのアルゴリズムにも評価されやすくなり、より多くのユーザーにあなたの投稿が届きやすくなります。
Instagramのハッシュタグの選び方
それでは実際に投稿する際、どのようなことを意識しながらハッシュタグを選ぶと良いのでしょうか?
ハッシュタグを選ぶときは、スモール、ミドル、ビッグの3つのカテゴリーをうまく組み合わせることがおすすめです。
たとえば検索数の少ないハッシュタグだけを使った場合、そもそもあなたの投稿が検索されず、表示されない可能性があります。
一方で検索数の多いハッシュタグだけを使った場合、表示される投稿の数も多くなるため、あなたの投稿が埋もれてしまう可能性が高くなります。
それぞれのハッシュタグの持つ特徴を知ったうえで、投稿に合ったハッシュタグをバランスよく組み合わせることが、ハッシュタグ選びの大切なポイントになってくるのです。
小テーマ・スモールハッシュタグの活用方法
スモールハッシュタグは、投稿数が1万件未満のハッシュタグを指します。
ニッチなターゲットに向けた専門的なタグで競合が少なく、興味を持つユーザーに確実に届きやすい特徴があります。
例えば、ダイレクトに商品名などで検索する場合を狙った投稿に使うとメリットがあります。
活用のポイント:
- 具体的な製品名やサービス名を使用
- 地域性のある表現を取り入れる
- 専門的な用語や技法を含める
例:「#ダイエットレシピ研究中」「#エアロビクス初心者」「#猫飼いさんとつながりたい」
中テーマ・ミドルハッシュタグの活用方法
ミドルハッシュタグは、投稿数が1万~10万件未満のハッシュタグを指します。
中規模のターゲット層に向けたタグで、安定した発見性が期待できるタグです。
活用のポイント:
- 一般的なカテゴリー名を使用
- 趣味やライフスタイルに関連する表現
- 季節やイベントに関連する言葉
例:「#簡単ダイエットレシピ」「#カメラ女子初心者」「#愛知県グルメ」
大テーマ・ビッグハッシュタグの活用方法
ビッグハッシュタグは、投稿数10万件以上のハッシュタグを指します。
最大規模のリーチが期待できるタグですが、競争が激しくなります。
活用のポイント:
- トレンドのキーワードを活用
- 一般的で広く認知された表現を使用
- キャンペーンやプロモーション時に効果的
例:「#おうちカフェ」「#ファッション」「#インスタ映え」
テーマ別ハッシュタグのおすすめ使用個数

それぞれのテーマ別ハッシュタグは、いくつずつ使えばいいの?
テーマ別ハッシュタグの数は、現在はスモール・ミドル・ビッグを合わせて3~5個程度で良いとされています。
以前はそれぞれのテーマに合わせた個数を設定していましたが、現在はハッシュタグの主な役割はアカウントの属性認知になっているため、自分のアカウントに最適な内容のハッシュタグを一貫して選ぶことの方が大切です。
まずはこの数をベースにスモール1、ミドル2、ビッグ2ぐらいから始め、いろいろ試しながらハッシュタグを最適化していきましょう。
Instagramのハッシュタグがもたらす効果とは
ここまで見てきた通り、Instagramのハッシュタグにはあなたのアカウントの“個性”をInstagramに認識させる「属性認知」という重要な役割があります。
しかし、ハッシュタグの役割はそれだけではありません。
ハッシュタグを使うことで、あなたの投稿は興味を持ってくれそうな人のタイムラインやおすすめ欄に自然と表示されやすくなります。
例えば、「#ダイエット」「#ダイエット料理」などのタグを継続して使っているアカウントがあれば、Instagramはそのアカウントを「ダイエットに関心がある人」として認識します。
そして、同じような興味を持つ人のタイムラインに、自然とその投稿を表示するようになるのです。
この効果は一時的なものではありません。日々の投稿を重ねることで、アカウントの特徴がInstagramに正確に認識されるようになり、その効果はずっと続きます。
そのため、思いつきで人気のタグを使ったり、投稿内容と関係のないタグをたくさんつけたりすることは、かえって逆効果になってしまう可能性があります。
大切なのは、アカウントの特徴に合ったハッシュタグを地道に使い続けること。
そうすることで、Instagramはあなたの投稿をより正確に理解し、本当に関心を持つ人との出会いを作ってくれます。
フォロワー以外の新しい人との出会いも広がり、アカウントの認知度向上にもつながっていくでしょう。
個人アカウントでのハッシュタグの効果的な活用法
ハッシュタグはInstagramに属性を認知させる以外にも、便利な使い方があります。
具体的にハッシュタグの使用例を挙げて紹介します。
①趣味の共有
写真撮影が趣味の場合、「#写真好きな人と繋がりたい」や「#ファインダー越しの私の世界」といったタグで同じ趣味を持つ人々と出会えます。
「#カメラ初心者」のように自分のレベルを示すタグを使えば、同じ段階の人と情報交換ができます。
撮影した場所や被写体に応じて、「#東京の風景」や「#桜photo」のような具体的なタグを追加すると、より詳しい文脈が伝わります。
季節感のある写真なら、「#春色フォト」「#紅葉狩り」といった季節のタグも有効です。
②旅行・お出かけの記録
旅行先での思い出を共有する際は、場所に関連したタグが有効です。
「#京都旅行」「#箱根温泉」のような地域名に加えて、「#神社巡り」「#カフェ巡り」といった目的を示すタグを組み合わせると、同じ興味を持つユーザーに見つけてもらいやすくなります。
「#週末お出かけ」「#日帰り旅行」のような時間の使い方を示すタグや、「#女子旅」「#家族旅行」のような旅行スタイルを表すタグで、具体的な状況を伝えることができます。
③食事・料理の記録
料理の投稿には、種類や特徴を表すタグが効果的です。
「#おうちごはん」「#手作りおやつ」といった基本的なタグに加えて、「#一人暮らしごはん」「#作り置き」のような生活スタイルに関連したタグを使うと、同じような状況の人とつながりやすくなります。
季節の食材を使用した料理なら「#春野菜」「#秋の味覚」、お弁当作りなら「#お弁当作り楽しもう」「#キャラ弁」など、具体的な内容を示すタグを組み合わせることをお勧めします。
企業アカウントでのハッシュタグの戦略的な活用法
最新のInstagramでは、企業にとってのハッシュタグの役割も大きく変化しています。
企業アカウントにとってハッシュタグは、商品やサービスを検索してもらう役割から、Instagramのアルゴリズムにブランドの特徴を認識させる重要な役割へと進化しているのです。
それでは、企業がInstagramアカウントをうまく運用していくためには、どのようにハッシュタグを活用すべきなのでしょうか?
ここでは業種別の具体的な活用法と、ブランド価値を高めるためのハッシュタグの使い方を詳しく見ていきます。
企業アカウントの属性認知を高めるには?
企業アカウントにおけるハッシュタグの大きな役割は、ブランドの特徴や事業のジャンルをInstagramに認知させることです。
個人アカウントと同じように、企業アカウントでも適切なハッシュタグを使い続けることで、Instagramのアルゴリズムにアカウントの業種や専門性を正しく認知させることができます。
例えば、自然派コスメブランドであれば「#オーガニックコスメ」「#ナチュラルスキンケア」といったタグを一貫して使用することで、「ナチュラル&オーガニック」カテゴリーのビューティーブランドとして認識されるようになります。
その結果、関心のあるユーザーの検索結果やおすすめ欄に表示される可能性が高まり、狙ったターゲット層へ効果的にアプローチすることができるようになるのです。
このようにハッシュタグを通じた属性認知は、企業アカウントを成長させるための非常に重要な要素となっています。
業種別の効果的な活用方法
企業アカウントでハッシュタグを使う際は、商品やサービスの情報だけでなくブランドの持つ世界観や価値観を伝えることが大切です。
自然派化粧品ブランドであれば、「#自然派コスメ」「#オーガニックビューティー」といったタグに加えて、「#環境にやさしい」「#サステナブル」のような価値観を示すタグを組み合わせると、ブランドの志向性を明確に伝えることができます。
主な業種ごとに、ハッシュタグの具体的な活用方法をご紹介します。
1. 飲食店の場合
飲食店では、場所や料理の特徴を効果的に組み合わせることが重要です。
①地域性を示す
「#渋谷カフェ」「#新宿ランチ」などのように地域名と業態を組み合わせることで、お店を探しているユーザーに見つけてもらいやすくなります。
駅名や地域名は、立地に応じて使い分けると効果的です。
②メニューの特徴を示す
「#本格イタリアン」「#自家製パン」など、お店ならではの特徴を示すハッシュタグを使います。
食材や調理法にこだわりがある場合は、「#産地直送」「#低温調理」のように専門性を示すのも効果的です。
③利用シーンを示すタグ
「#女子会におすすめ」「#テイクアウト可能」など、利用可能なシーンを知らせるハッシュタグが効果的です。
お客様の目的に合わせたタグを使うことで、目的を持って検索するユーザーに届きやすくなります。
<活用例>
#渋谷カフェ #隠れ家カフェ #オーガニックカフェ#自家製スイーツ #ヴィーガン対応 #テイクアウト可能#カフェ巡り #おしゃれカフェ #女子会におすすめ
2. アパレル企業の場合
アパレル業界では、季節感とトレンドを意識したハッシュタグ選びが重要です。
①商品カテゴリーの明確化
「#レディースファッション」「#メンズアイテム」…対象となる顧客層
「#春アウター」「#セットアップ」…具体的なアイテム名
「#大きいサイズ」「#小さいサイズ」…サイズ展開
このようなハッシュタグを使うことで、商品をより詳しく伝えることができます。
②シーズン・トレンド情報を入れる
「#春コーデ」「#夏アイテム」「#秋冬ファッション」…季節感を示すタグ
「#トレンドカラー」「#今季トレンド」…トレンドを意識したワード
「#オフィスカジュアル」「#デートコーデ」…シーン別コーディネートを提案
具体的な着こなしイメージを伝えることができます。
③ブランドの特徴やこだわりを入れる
「#プチプラファッション」「#高見えコーデ」…価格帯
「#オーガニックコットン」「#天然素材」…素材の特徴
「#サステナブル」「#エシカルファッション」…価値観を表現
ブランドの独自性やこだわりを伝えることができるようなハッシュタグを選びます。
<活用例>
#レディースファッション #春アウター #大きいサイズ#春コーデ #トレンドカラー #オフィスカジュアル#プチプラファッション #天然素材 #サステナブル
3. 美容関連企業の場合
美容業界では、専門性と効果を伝えるハッシュタグ選びが重要です。
①美容関連サービス内容
「#カット」「#カラー」「#パーマ」…基本的な施術内容
「#インナーカラー」「#ハイライト」…特殊技術
「#平日限定」「#学割あり」…お得な情報
提供しているサービスを具体的に示すことで、ユーザーが求めているメニューに出会いやすくなります。
②サロンの特徴や強み
「#ショートヘア専門」「#くせ毛専門」…技術力
「#完全個室」「#キッズスペース完備」…設備の特徴
「#オーガニック」「#低刺激」…サロンのこだわり
サロンの強みを効果的にアピールできます。
③お客様の悩みに寄り添うアプローチ
「#くせ毛改善」「#薄毛対策」「#白髪カバー」…具体的な悩み
「#自然な仕上がり」「#簡単スタイリング」…希望の仕上がり
「#結婚式ヘア」「#就活ヘア」…目的別タグ
ユーザーの具体的なニーズに応えやすくなります。
<活用例>
#カット #インナーカラー #平日限定#くせ毛専門 #完全個室 #オーガニック#くせ毛改善 #自然な仕上がり #結婚式ヘア
企業アカウントでのハッシュタグ運用のコツ
1.ハッシュタグキャンペーン
ハッシュタグキャンペーンとは、企業の商品を使用した感想などを、特定のハッシュタグをつけてユーザーに投稿してもらうキャンペーンのことです。
この手法は今まで一般的に行われてきましたが、現在では少し認識が変わりつつあります。
現在では、Instagramがハッシュタグで検索するよりも「おすすめ」や「フォロワーがよく閲覧しているコンテンツ」を優先的に表示させるように変わっています。
そのため、ハッシュタグ検索からのユーザー流入が以前より減っていて、今まで通りの拡散効果が見込めなくなりました。
ただし、ハッシュタグキャンペーンはUGC(ユーザー生成コンテンツ)を集める目的では大きな力を発揮します。
UGCの利用は今、企業にとって欠かせないSNSマーケティングの手法になっています。
キャンペーンのハッシュタグを付けて投稿されたUGCを製品のページに載せたり、企業アカウントがその投稿をさらにシェアしたりすると、製品への信頼感を高めることができるのです。
このため、ハッシュタグは企業がUGCを効率よく集めるためには有用だと言えます。
2. 投稿目的に応じた使い分け
企業が投稿で使うハッシュタグは、投稿の目的や内容に応じて適切に使い分けることが重要です。
例えば、新商品の化粧品を紹介する場合とキャンペーンを告知する場合では、効果的なハッシュタグの組み合わせが異なってきます。
■新商品の化粧品を紹介する例
新製品であることを示すタグ+製品の効果を示すタグ+安全性・品質を示すタグ
#新作コスメ #2024春新作 #保湿力UP #毛穴カバー #テカリ防止 #敏感肌OK #低刺激処方 #パラベンフリー
■キャンペーン告知の例
シーズン・トレンド関連タグ+実用的な情報を示すタグ+キャンペーン特有のタグ
#春メイク2024 #春コスメ #春メイクコレクション #メイク動画 #春メイクのコツ #春色メイク #プレゼントキャンペーン #春コスメプレゼント
投稿の目的や内容に応じてハッシュタグを組み合わせることで、より効果的なInstagramマーケティングを実現できます。
それぞれのタグの特性を理解し適切に組み合わせると、投稿の到達範囲を広げ、より多くのターゲットユーザーにリーチすることが可能となります。
ハッシュタグの効果測定と改善の進め方
企業アカウントでハッシュタグを活用する際は、定期的な効果測定と改善が重要です。
効果的な測定方法と、その結果を活かした改善の進め方について説明します。
基本的な効果測定の方法
使用したハッシュタグがInstagramのアルゴリズムに正しく認識され、効果を発揮しているかどうかは、いくつかのポイントに着目することで確認できます。
特に以下の2つの数値に注目して、定期的に効果を調べ、改善につなげていきましょう。
1. リーチ数の確認
インサイトで投稿の効果を把握する際に、まず注目すべきなのが「リーチ数」です。リーチ数は、投稿が実際に何人のユーザーの目に触れたかを示す重要な指標です。
Instagramのインサイト機能を使えば、投稿ごとのリーチ数を確認できます。
特にフォロワー以外へのリーチ数は、ハッシュタグの効果を測る上で重要な指標となります。
2. エンゲージメントの分析
いいね数やコメント数、保存数などの反応は、投稿内容がどれだけ共感や興味を得られたかを示しています。
ハッシュタグを変更する前後でこれらの数値を比較することで、より効果的なタグの組み合わせを見つけられます。
またその他の重要指標として、プロフィールへの訪問数、ウェブサイトへのクリック数、フォロワー数の増減などが挙げられます。
なお、Instagramのインサイトを見るためには、プロフェッショナルアカウントへの切り替えが必要です。

投稿結果の改善例
投稿をより多くの方に届けるため、投稿結果の改善にはいくつかのポイントがあります。
リーチ数とエンゲージメントの分析をする際は、以下の2つを特に意識してください。
1. リーチ数を詳しく見る
単純な総数だけでなく、もう少し細かく見ていくことで、投稿の届き方が見えてきます。
・フォロワーと新規ユーザーのバランス
投稿がどのくらい新しい方の目に触れているかに注目してください。
非フォロワー以外への表示が多かった投稿は、「このハッシュタグの組み合わせは効果的!」と考えて、使用したタグをチェックしておきましょう。
・「探索」からの出会い
「探索」タブから投稿を見つけてくれた方が多いということは、投稿のハッシュタグが検索されやすい良い組み合わせだったということです。
同じような商品を紹介するときは、この組み合わせを参考にしてみましょう。
・時間帯ごとの広がり方
投稿してから24時間、どんなタイミングで多くの方の目に触れたのかに着目します。
リーチが集中する時間帯がわかれば、次回の投稿のベストタイミングが見えてきます。
2. 投稿への反応から読み解く3つのポイント
・反応の種類から理解を深める
「いいね」「コメント」「保存」「シェア」など、投稿への反応はさまざまです。特に、たくさん「保存」された投稿は「後で見返したい!」と思われる価値の高い内容だったかもしれません。そんな投稿で使ったハッシュタグはしっかりとチェックしておきましょう。
・コメントから気持ちを理解する
寄せられたコメントには、「質問」「共感」「お友達へのタグ付け」など、さまざまな思いが込められています。例えば質問が多い投稿には、もう少し詳しい説明を加えられるハッシュタグを追加してみるのもいいかもしれません。
・共感の広がりを理解する
あなたの投稿を自分のストーリーでシェアしてくれる方がいるということは、とても嬉しい反応だと言えます。そんな投稿で使ったハッシュタグは、多くの方の共感を呼びやすい組み合わせだったのかもしれません。
よくある質問と解決方法
Instagramでハッシュタグを活用する際に特に多く寄せられる質問と、具体的な解決方法をご紹介します。
Q1. ハッシュタグは何個までつけても大丈夫ですか?
Instagram上では1つの投稿に最大30個までハッシュタグをつけることができます。
ただし、必ず30個つけなくてはならないということではありません。
投稿に関連する内容のハッシュタグを選び、目的に合った個数を使用するようにしましょう。
Q2. 同じハッシュタグを毎回使っても問題ないですか?
完全に同じ組み合わせのハッシュタグを繰り返し使用することは、あまりおすすめできません。
なぜなら、Instagramのアルゴリズムは同じタグの連続使用を好ましく思わない傾向があるからです。
また違う投稿内容に同じタグを使用すると、本来リーチしたいユーザーに届きにくくなってしまう可能性もあります。
そのため、ハッシュタグは投稿ごとに内容に合わせて選び直すことをおすすめします。
ブランド名などの必ず使いたいタグは残しつつ、その他のタグは投稿の内容や目的に合わせて変更していきましょう。
Q3. 人気のハッシュタグを使った方が効果的ですか?
人気のハッシュタグが投稿をたくさん見てもらうのに効果的かと言えば、必ずしもそうとは限りません。
例えば使用数の多いタグは競争も激しく、投稿が他の投稿に埋もれてしまう可能性が高くなります。
むしろ、中テーマのような適度な使用数のハッシュタグや、小テーマのようなより具体的な内容を示すタグを組み合わせる方が、本当に興味を持ってくれそうな人に届きやすくなります。
大・中・小それぞれのテーマを意識して、使うハッシュタグの組み合わせを考えながら選ぶようにしましょう。
Q4. 英語のハッシュタグは必要ですか?
アカウントの目的や投稿を見てもらいたいユーザーの層によって変わってきます。
海外のユーザーへのリーチを考えている場合や、グローバルなアカウントのイメージを作りたい場合は、英語のタグを含めることも効果的です。
ただし、主なターゲットが日本国内のユーザーである場合、無理に英語のタグを使う必要はありません。
日本語のタグの方が、国内のユーザーには分かりやすく見られやすいためです。
英語と日本語を併用する場合は、それぞれの言語で適切な表現を選ぶように注意しましょう。
まとめ
Instagramにおけるハッシュタグの活用方法について、詳しく解説してきました。
ハッシュタグを適切に活用することで、アルゴリズムがコンテンツの特徴を理解し、関心のあるユーザーに効果的に表示されるようになります。
しかし、単に数を増やしたり、人気のタグを使ったりするだけでは十分な効果は得られません。
大切なのは、投稿の目的や内容に合わせて適切なタグを選び、組み合わせることです。
一貫性のあるタグと具体的な内容を示すタグを適切に組み合わせることで、Instagramはアカウントの専門性と一つ一つの投稿の特徴を正確に理解し、投稿が最適なユーザーへ表示されるようになるのです。
Instagramのトレンドや機能は日々変化しています。
この記事で紹介した内容を基本に、最新の動向にも注目し柔軟に対応していくことが、Instagramアカウント運営の成功につながるでしょう。
この記事を参考に、あなたの目的に合った効果的なハッシュタグの活用方法を見つけていただければ幸いです!
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