InstagramのDMとは?企業アカウントが活用する際のメリットや注意点について解説!

顧客との距離をもっと縮めたい……。

InstagramのDMをビジネスでどう活用すればいいか知りたい!
Instagramを活用している企業の中には、フォロワーとの関係づくりに課題を感じている担当者も多いのではないでしょうか。
DM(ダイレクトメッセージ)を上手に使うことで顧客との信頼関係を深め、ブランドの価値を高められます。
DMは、ユーザー同士が非公開でやり取りできる機能であり、コメントや投稿では得られないリアルな声を収集できる点が大きな魅力です。
この記事では、InstagramのDMの基本知識から、企業が活用するメリット、注意点、そして操作方法までを詳しく解説します。
ビジネスアカウントの信頼性を高め、顧客との関係を強化するための参考としてぜひ最後までご覧ください。
InstagramのDM(ダイレクトメッセージ)とは?
InstagramのDMは、ユーザー同士が非公開でやり取りできるメッセージ機能です。
ビジネス活用でも重要な役割を果たしており、顧客との関係構築やブランド信頼向上に直結します。
DMとコメントの違い
InstagramのDMは、特定の相手とだけ会話を行うためのプライベートチャット機能です。
コメントとは異なり、投稿を見ている他者には内容が公開されません。
DMは非公開の場で交流できるため、顧客対応や個別の案内に向いています。
一方でコメントは投稿の下部に公開され、すべての閲覧者が確認できます。
両者の違いを整理すると、次のとおりです。
| 機能 | 特徴 | 閲覧範囲 |
| コメント | 投稿内容に対して公開でメッセージを残す機能 | 全ユーザーが閲覧可能 |
| DM | 特定の相手と非公開でメッセージを送る機能 | 送受信者のみ閲覧可能 |
また、DMには既読マークやオンライン状態の表示機能があり、やり取りの状況をリアルタイムに確認できます。
DMでできること
InstagramのDMは、テキスト以外にも多彩な形式のコミュニケーションを可能にする機能が搭載されています。
活用範囲は広く、企業の顧客対応から販売促進まで役立ちます。
- 送信形式の多様化
テキスト・写真・動画・GIF・アバター・ボイスメッセージを送信可能 - 消えるメッセージ機能
閲覧後に自動で削除される写真や動画を送信できる - 反応機能
特定のメッセージに対し、スタンプやリアクションを付与できる - 通話・ビデオチャット
1対1または複数人で音声・映像によるコミュニケーションが可能 - 共有機能
投稿やリール、プロフィールを直接共有できる - 送信取り消し・サイレント送信
誤送信の削除や通知なしの送信が可能
ビジネスの現場では、上記の機能を組み合わせることで顧客との信頼関係を築きやすくなります。
InstagramでDMを活用するメリット
InstagramのDMを効果的に運用すると顧客との信頼関係が強まり、売上やブランド価値の向上につながります。
ここでは、企業がInstagramのDMを活用すべき理由を、以下5つの観点から解説します。
- アカウントのエンゲージメントが向上する
- 顧客やファンのリアルな声を収集できる
- 開封率・返信率が高い
- 顧客との深い関係性を築ける
- 営業・販促活動が効率化する
InstagramでDMを活用するメリットを知ることで、アカウント運用を通じた顧客との関係性構築につながるのでぜひ参考にしてください。
メリット①アカウントのエンゲージメントが向上する
DMを通じたメッセージのやり取りは、アルゴリズム上「親密な交流」として認識されやすくなります。
Instagramはユーザー同士の関係性を数値的に判断しており、DMで会話を続ける相手の投稿はフィード上で優先的に表示されます。
つまり、DMを活用することで投稿のリーチが増加し、アカウント全体のエンゲージメント向上に直結するのです。
さらに、親密度が上がることでフォロワー外への露出機会も広がり、ブランド認知の拡大にも貢献します。
日常的にDMを活用する企業ほど、自然な形でファンとの距離を縮められる傾向があります。
メリット②顧客やファンのリアルな声を収集できる
DMは、顧客の本音を聞ける貴重な接点です。
コメント欄やアンケートでは伝えにくい要望や意見を、ユーザーはDMで率直に伝えてくれる傾向があります。
クローズドな環境でやり取りできるため、ユーザーは安心して意見を共有しやすくなります。
企業が「ご意見はDMへ」と促すことで商品やサービスの改善点をダイレクトに把握でき、ユーザー満足度を高める施策に活かせるでしょう。
また、得られた意見をもとに投稿内容を最適化すれば、顧客理解を深めながらブランドイメージを向上させることが可能です。
メリット③開封率・返信率が高い
DMはアプリ内で通知が届くため、開封されやすい点が特徴です。
通常の投稿や広告に比べユーザーの反応率が高く、直接的なメッセージとして読まれる確率も上がります。
メールマーケティングの開封率が約20%にとどまるのに対し、Instagram DMの開封率は平均70〜90%と非常に高く、返信率も30〜50%と優れた反応率を誇ります。
企業がキャンペーンの当選案内やイベント告知をDM経由で行うと、見逃されるリスクを大幅に下げることが可能です。
メッセージが即時に届く利便性は、顧客対応のスピードや情報共有の正確性を高める大きな強みになります。
メリット④顧客との深い関係性を築ける
DMは、フォロワーとの一対一の交流を実現するための手段です。
企業アカウントがDMで丁寧に対応することで、ユーザーは「自分が特別に扱われている」という印象を受けます。
質問への返信や感謝のメッセージなどを個別に行うだけでも、顧客満足度は大きく向上します。
DMを通じた細やかな対応はファンのロイヤルティ(信頼と愛着)を強化し、リピーターの獲得にも貢献するでしょう。
継続的にDMでのコミュニケーションを重ねることで顧客とのつながりが深まり、長期的にブランドが支持されるようになります。
メリット⑤営業・販促活動が効率化する
DMは、顧客との直接的なコミュニケーションを通じて営業活動を効率化できるツールです。
メールや広告と異なり、プラットフォーム内で購入や問い合わせを完結できる点が強みです。
- 限定クーポンやキャンペーン情報を直接配信する
- 購入希望者へ販売ページURLを案内する
- 商品への質問にその場で回答する
- コメント反応に自動でDMを送信するツールを利用する
上記の仕組みを導入することで、顧客の購買行動をスムーズに導き、コンバージョン率の向上を実現できます。
企業アカウントがDMを活用する際の注意点
DMをビジネスで活用する際には、顧客との信頼関係を損なわないための安全対策が欠かせません。
例えば以下のような点に注意してください。
- 不審なDMには返信しない
- 個人情報は厳重に管理する
- 仕事や契約の連絡はメールを使う
特に、情報漏えいやなりすまし被害を防ぐために、基本的な運用ルールを定めておくことが重要です。
ここでは、企業アカウントがDMを活用する際の注意点を深掘りするので、アカウント運用におけるトラブル防止のためにも役立ててください。
注意点①不審なDMには返信しない
企業アカウントを運用していると、スパムメッセージや詐欺目的のDMが届くことがあります。
なかにはキャンペーン当選を装い、偽のURLに誘導して情報を抜き取る手口も存在します。
不審なDMに返信したりリンクをクリックしたりすると、アカウントの乗っ取りや顧客情報流出のリスクが高まるため注意しましょう。
送信者のプロフィールやメッセージ内容が不自然な場合は、即座に開封せずに削除することが大切です。
Instagramの報告機能やブロック機能を活用すれば、不審なアカウントとの接触を防止できます。
注意点②個人情報は厳重に管理する
企業が運営するアカウントでは、顧客とのやり取りを通じて氏名や連絡先などの個人情報に触れる場合があります。
個人情報をDM上で安易に共有すると、漏えいリスクが高まります。
面識のない相手から個人情報を求められた場合は、必ず正当な目的かどうかを確認しましょう。
また、担当者が複数いる場合は、誰がどの情報にアクセスできるかを明確にしておくことも重要です。
さらに、DMを営業目的で利用する際には、個人情報保護法を遵守しなければなりません。
法律違反や誤送信は、企業の信頼を損なう重大なリスクになります。
顧客情報は厳重に管理し、安全性を確保したうえで活用する姿勢が求められます。
注意点③仕事や契約の連絡はメールを使う
Instagramは手軽に連絡を取れるツールですが、重要な契約や取引の連絡には適していません。
DMは本人確認が難しく、なりすましアカウントによるトラブルが発生する恐れがあるためです。
企業間取引やインフルエンサーへの正式な依頼を行う場合は、必ず信頼性の高い手段を選ぶ必要があります。
安全な連絡方法としては、以下が有効です。
- プロフィールに記載された公式メールアドレスへ送信する
- 所属事務所や企業の公式サイトを経由して問い合わせる
- 契約内容を文書化し、履歴が残る形式でやり取りする
DMは補助的なツールとして利用し、重要な交渉や契約書類のやり取りはメールや公式チャネルを通じて行いましょう。
InstagramでDMを送信する手順
ここでは、実際にInstagramでDMを送信する手順をみていきましょう。
InstagramのDM送信手順は、非常にシンプルです。
まずはDMを送信したいアカウントのプロフィール画面を開きましょう。



DMで相手のアカウントを制限したらバレる?
Instagramの「アカウント制限」機能は、特定のユーザーからのDM通知やコメント表示を制御できる安全機能です。
制限を行っても相手に通知は届かず、表面上の見た目も変わらないため、関係を悪化させずに距離を取る手段として有効です。
制限された側も投稿やプロフィールを閲覧できるため、基本的には気付かれることはほとんどありません。
ただし、挙動の一部に変化が見られるため、注意深い相手であれば違和感を覚える可能性があります。
| 項目 | 変化の内容 | 相手が気付く可能性 |
| DMの表示 | 受信トレイではなく「メッセージリクエスト」に自動で移動し、既読が付かない | 会話が止まったように感じる場合がある |
| コメント表示 | 制限者本人と投稿者本人にのみ表示され、他のユーザーには非表示 | 返信が来ないことで異変を察知される可能性あり |
| オンライン状態 | 緑の点(アクティビティステータス)が非表示になる | オンライン時間の確認ができなくなる |
| タグ付け・メンション | 制限されたアカウントからのタグ付けができなくなる | タグが反映されないため違和感を持たれる可能性あり |
上記のような変化は相手に通知されることはありませんが、やり取りの頻度や反応が急に減ると気付かれる場合もあります。
状況に応じて制限とブロックを使い分け、円滑な関係維持を心がけることが大切です。
InstagramのDMには文字数制限がある?
| 項目 | 制限内容 |
| 文字数上限 | 1通あたり1000文字まで |
| 送信上限 | 1日あたり約20〜50通 |
| 制限解除 | 通常24〜48時間以内 |
InstagramのDMには、1通あたり最大1,000文字までという上限が設定されています。
上限を超えると、メッセージが途中でカットされたり「送信できません」と表示されたりします。
長文を送る際は、内容を複数に分けて送信しましょう。
さらに、DMには1日に送信できる回数制限もあり、一般的な目安としては20〜50通程度とされています。
特に以下の行為はスパム認定を受けやすく、アカウント制限の原因になります。
DMを送信取り消し・編集・削除する方法
InstagramのDMには「送信取り消し」「編集」「削除」の3つの操作方法があります。
それぞれの仕組みや影響範囲が異なるため、誤送信・内容訂正・整理の目的に応じて適切に使い分けることが重要です。
ここでは、
- 送信を取り消す手順
- 送信したメッセージを編集する手順
- 送信したメッセージを削除する手順
について解説します。
送信を取り消す手順
- DM画面を開く
- 取り消したいメッセージを長押しする
- 「送信を取り消す」を選択する
送信取り消し機能は、誤って送ったメッセージや内容を訂正したい場合に便利です。
取り消しの作業を行うと、自分と相手の両方の画面からメッセージが完全に削除されます。
制限時間は設けられていないため、いつでも過去のメッセージを取り消すことが可能です。
ただし、相手がすでに内容を確認していた場合、取り消しても相手に内容が伝わってしまっています。
なお、取り消し後は相手の画面にも「メッセージが削除されました」といった通知は表示されないため、自然に誤送信を処理できるでしょう。
誤った内容を残さず、安全にDMを整理したいときに最適な方法です。
送信したメッセージを編集する手順
- 編集したいメッセージを長押しする
- 「編集」を選択する
- 修正後に「送信」をタップする
DMの編集機能は、送信後の誤字脱字や補足を修正したいときに役立つでしょう。
送信後15分以内であれば、該当メッセージを再編集して正しい内容に更新できます。
編集後はメッセージの下部に「編集済み」と表示されるため、相手にも変更が行われたことが分かります。
ただし、編集前の内容は相手には表示されないものの、通知などですでに読まれている場合は注意が必要です。
文面の誤りを見つけたときは、削除ではなく編集を活用することで、やり取りの流れを保ちながら自然に修正できます。
送信したメッセージを削除する手順
- DM一覧でスレッドを左にスワイプ(iOS)または長押し(Android)する
- 「削除」を選択
削除機能は、不要になったDMスレッドを整理したいときに使用します。
自分のアカウントから該当のメッセージスレッドが削除されますが、相手の画面からは消えません。
そのため、会話の履歴を完全に消したい場合は「送信取り消し」との違いに注意が必要です。
削除は特に取引やイベントのやり取りなど、過去のメッセージが増えて見づらくなった場合に活用すると、DM一覧をすっきり保てます。
InstagramのDMをビジネスで効率的に活用しよう
InstagramのDMは、フォロワーや顧客と直接つながることができる、非常に強力なコミュニケーションツールです。
DMを活用することで、顧客の声を正確に把握し、満足度向上やリピーター育成にもつなげられます。
一方で、不審なメッセージへの対応や個人情報の取り扱いには十分な注意が必要です。
送信取り消しや編集・削除といった機能を正しく理解すれば、誤送信やトラブルを未然に防げるでしょう。
この記事を参考にInstagramのDMを上手に活用し、ブランドの魅力をより多くのユーザーへ届けていきましょう。
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