インスタのグリッド(分割)投稿の作り方と効果的な設置方法
最近インスタのアカウントトップを訪問すると、画像を複数枚に分割して1枚の大きな写真のように見せている投稿を目にしませんか?
これはインスタ運用テクニックの一つで、「グリッド投稿」という手法です。
しかし、
いまいちグリッド投稿の効果がわからない。
作ってみたいけど画像が上手く分割できない……。
とお悩みの方も少なくないはず。
そこで本記事では、グリッド投稿の効果や注意点をはじめ、画像の分割手順などを解説していきます。アカウントを訪問した際、グリッド投稿でインパクトを与えられれば、フォロワーの増加も期待できます。
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インスタのグリッド(分割)投稿とは?
グリッド投稿とは、1枚の画像を複数枚に分割して投稿することによって、プロフィール画面上に1枚の大きな写真を表示させるテクニックです。
グリッド投稿はお洒落なだけでなく、強い訴求力があります。見た人に大きなインパクトを与えるため、商品やブランドの認知拡大に有効です。
弊社ではグリッド投稿を「看板」「目立たせる」という意味を込めて、「バナー」と呼んでいます。
※本記事では「グリッド投稿」で表記を統一します。
2024年のグリッド投稿は3分割が主流
2024年は、長方形の画像を「縦1枚×横3枚」に3分割するグリッド投稿が主流となっていくと予想しています。
なぜなら、実際に弊社が携わっている事例では「3分割が効果的である」という結果が出ているからです。
そこで、弊社のクライアント様である
- 北原孝彦様
- EMILUCA(エミルカ)様
の事例をもとに、3分割のグリッド投稿の効果や必要性について解説していきます。
事例1 北原孝彦様
まずは弊社クライアントの北原孝彦様の事例についてご紹介します。
北原孝彦様の個人アカウントにおいて検証をしたところ、グリッド投稿の設置でリンクへのアクセス率が上がったというデータが出ました。赤枠で囲ったところがグリッド投稿です。
2023年10月の1ヶ月間、効果を検証してみました。
3分割のグリッド投稿を固定表示にしたところ、設置前は1.71%だったアクセス率が、設置後にはなんと2.59%(増加率+0.88%)にアップ。
さらに3分割→2分割へ変更したところ、アクセス率が2.59%→3.39%(増加率+0.8%)に。設置前と比較すると、なんと+1.68%も増加したのです。
グリッド設置前 | 3分割グリッド設置後 | 2分割グリッド設置後 | |
リンクタップ数 | 1,144 | 1,098 | 488 |
リンクアクセス率 | 1.71% | 2.59% | 3.39% |
このように、3分割のグリッド投稿を設置するのとしないのとでは、アクセス率に大きな違いが出ることがわかりました。
2分割でも効果が期待できることがわかったのも、大きな成果です。
2分割のグリッド投稿ならプロフィール上にもう一つ投稿を固定できるので、二つのコンテンツをアピールできます。訴求したいコンテンツが二つある人は、2分割のグリッド投稿に挑戦してみてもいいかもしれません。
事例2 EMILUCA(エミルカ)様
続いて、弊社クライアントのEMILUCA(エミルカ)様の事例をご紹介します。
EMILUCA様では、3分割のグリッド投稿を固定表示にしています。特徴的なのは、投稿全体を「クーポン券」のように表現しているところです。
一般的なグリッド投稿では、画像にタイトルのみをつけてリンクへのアクセスに誘導するのが主流です。しかし、EMILUCA様はフォロワーのメリットを一目見てわかるよう画像に直接記載し、来店促進の訴求をしています。
リンクにアクセスしたり会員登録したりする必要がないので、来店のハードルが下がりやすくなります。
北原様、EMILUCA様以外にも、弊社で契約しているクライアント様の25%が、グリッド投稿をすでに設置しているかこれから設置予定となっています。
それほどグリッド投稿は効果的ですので、集客にお悩みの方は試してみてはいかがでしょうか?
グリッド(分割)投稿の注意点は?
ここまでグリッド投稿の必要性や効果について、実際のアカウントを見ながら解説してきました。
画像を並べて固定するだけでインパクトを与えられるなら、お手軽でいいかも。
メリットの大きいグリッド投稿ですが、グリッド投稿する際にはいくつか注意すべき点もあります。
- 限定性のある訴求にしないと飽きられる
- 定期的に訴求内容を変えないと当たらない
- エンゲージメントが低くなる可能性がある
この3点について、一つずつ解説していきます。
注意点1:限定性のある訴求にしないと飽きられる
グリッド投稿で訴求する内容は、できるだけ「限定性」があるものを選びましょう。限定性がないと高い効果を得られないどころか、飽きられてしまう可能性すらあります。
「期間限定品」と言われるとつい買いたくなってしまうのと同じように、「今しかない」と思ってもらうことでユーザーに行動を促すのが重要です。
人は緊急性を感じないと、なかなか行動できない生き物なのだということを念頭に置きましょう。
同じコンテンツをずっと貼りっぱなしにしていると見慣れて飽きられてしまうので、定期的に訴求内容を見直しましょう。
グリッド投稿を見た先でユーザーに行動を促すには、限定性をアピールし、いかに緊急性を感じてもらうかがカギです。
注意点2:定期的に訴求内容を変えないと当たらない
定期的に訴求内容を変えるのも大事なポイントです。一度の投稿で効果的な訴求方法を当てるのは難しいので、いろいろな訴求で試してみて効果検証を繰り返しましょう。
- インパクトは十分あるか?
- 訴求は伝わりやすいか?
- ターゲットは明確になっているか?
- ニーズに応えているか?
上記のポイントを押さえて、定期的に訴求内容を変えてみてください。
注意点3:エンゲージメントが低くなる可能性がある
グリッド投稿は、通常の投稿に比べてエンゲージメントが低くなる可能性があります。なぜなら、見た目のインパクトが強い反面リンクがタップされづらく、滞在時間も短くなる傾向にあるからです。
インスタのアルゴリズムはユーザーとの交流(いいね、コメント)を重視しているため、エンゲージメントが低いとアカウントの評価も下がる可能性があります。
そのため、グリッド投稿を貼り付けて終わりにするのではなく、しっかりインサイトを確認して効果を検証することが大事です。
簡単!グリット(分割)投稿の作り方
ここからは、実際にグリッド投稿の作り方を解説していきます。
- 画像作成アプリで任意の長方形画像を作る
- グリッド画像作成アプリで画像を分割する
- 「3×1(横3×縦1)」サイズでダウンロードする
- ダウンロードした画像を投稿し、固定表示する
この3ステップについて、スクショを交えて詳しく説明していきます。
まずは任意の画像作成アプリで、長方形画像を作成してください。今回は「Canva」を使用し、アプリ内の無料テンプレートを使用しました。
画像は3分割にするので、カスタムサイズを選択して「3240px×1080px」と指定してください。2分割にする場合は「2160px1080px」でOKです。
長方形画像を作成したら、アプリで画像を分割します。グリッド専用アプリなら操作がシンプルなので、手順に従えば1分ほどで分割できます。
使用するアプリは何でもOKです。アプリストアで「Instagram グリッド」などのキーワードで検索するといくつか候補が表示されるので、任意のアプリを使用してください。
ちなみに今回は「Grids」というアプリを使用しました。
この他にもたくさんのアプリがあるので、自分に合ったものを見つけてみてください。
アプリの手順に従って「3×1(横3×縦1)」サイズの画像をダウンロードしたら、分割の作業は完了です。
以下の3枚が実際にダウンロードした分割画像です。
このように、3枚に分かれて写真フォルダに保存されます。
この3枚の画像を1枚目から順に投稿してトップに固定表示すると、グリッド投稿が完成します。
ダウンロードした画像をフィードに投稿して固定表示にしたら、グリッド投稿の作成〜投稿までの手順は全て完了です。
まとめ
ここまでグリッド投稿の効果や注意点をはじめ、画像の分割手順などを解説してきました。
改めて要点を整理してみましょう。
- グリッド投稿は強い訴求力があるため、商品やブランドの認知拡大に有効
- 2024年のグリッド投稿は3分割が主流になるが、2分割でも効果が期待できる
- グリッド投稿で重要なのは、コンテンツの限定性と訴求内容
- グリッド投稿は強い訴求力がある反面、エンゲージメント率が下がる可能性がある
グリッド投稿はプロフィール画面を華やかにするだけでなく、集客にも役立つインスタ運用のテクニックです。
インスタ集客で行き詰まっている人は、ぜひ本記事を参考にしてグリッド投稿を設置してみてくださいね。
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